インプラントについて

インプラントの費用(消費税込み)

隣の岩本診療所が2014年9月に最新のCTを設置しました。

インプラント治療をご希望の方は、原則としてサージカルガイド(ステント)という装置を作ってから、近隣の歯科専用CBCTを撮影してもらうようにしております。

 

医科用のCT撮影が必要な場合に限り、診療所のCT撮影をお勧めすることがあります。

今はすべてのインプラント症例にCT撮影とガイドを作成して手術を行っております。

このページの最下段に、インプラント治療のリスク、副作用を含めた同意書を載せておりますので、ご一読ください。

それぞれの症例のインプラントの治療費は、インプラント埋入費用 200000円×本数となります。

ここに載っている写真は、すべて患者様に掲載の同意を得ております。

下あごにインプラントをいれて、セラミックをかぶせた症例

この症例では一回の手術で6本のインプラントを入れました。

一番後ろの歯は、上との隙間が少なかったので一部金属を使いました。

 

左右の奥歯が2本ずつ、合計4本抜けているので、取り外しの入れ歯を入れなければならないケースです。



 

 

ここに6本のチタン製インプラントを埋め込みました。



 

 

オールセラミックの歯でかぶせましたが、1番後ろの奥歯は、上との隙間が少なかったので一部金属を使いました。


 

6本のインプラントを植えたパノラマレントゲン写真


主訴:下の奥歯で咬みたい。入れ歯は入れたくない。被せも白色を希望。診断名:下顎両側欠損。年齢76歳。チタン製インプラント6本植立後、セラミックの歯で修復。治療期間3カ月。かみ合わせがきつい方なので、通常のセラミックでは欠けてしまうリスクがあります。一部欠けたところはもっと硬いジルコニアの被せに変更しました。

上の前歯を抜いたと同時にインプラントを立てた症例

 

 

左上の前歯は根が割れていて、どうしても抜かなければならない状態でした。抜いてしばらく待つと上あごの骨が吸収してしまうので、歯を抜くと同時にインプラントを植え込みました。



 

 

1ヵ月後、そこにチタン製の芯棒を立てました。



 

 

そしてオールセラミックの歯をかぶせました.歯肉(はぐき)の状態も天然歯と変わりません。


主訴:上の歯が抜けているのをブリッジにしたくない。歯を削りたくない。できるだけ早く歯を入れてほしい。診断名:上顎前歯欠損。年齢70歳。抜歯と同日にチタン製インプラント植立、プラスチックの仮歯装着。後にセラミックの歯で修復。治療期間3カ月。インプラントはねじを用いているので、緩むというリスクがあります。定期検診が重要です。

下の総入れ歯を安定させるために、インプラントと磁石を使った症例

 この症例は2006年9月15~17日 第36回日本口腔インプラント学会学術大会(新潟市)において

「側方セファロを用いてインプラントを埋入しマグネットデンチャーを装着した下顎無歯顎症例」という題で

認定医ケースプレゼンテーションのポスター発表しました。 

 そして「側面頭部エックス線規格写真により埋入方向を確認しインプラントを埋入した下顎無歯顎オーバーデンチャーの1症例」という題で、日本口腔インプラント学会誌 第20巻 第3号 99-100, 2007年に掲載されました。

 

 

下の総入れ歯に磁石を4つ組み込みました。


 

 

骨の中に埋め込んだインプラントの上に、磁石とよく引っ付く金属を取り付けたところです。この金属と磁石の引っ張り合う力により、入れ歯がはずれにくくなりました。



手術中にセファロレントゲン写真を撮影して、インプラントを埋め込む方向を、確認しました。

  手術後のレントゲン写真です。予定どおりの

  方向にインプラントが入っておりました。


 

 

前歯のところに埋め込まれた4本のインプラントのパノラマレントゲン写真。

奥歯のところは骨が細いのでインプラントはむずかしいと考えました。


主訴:下の入れ歯がすぐに外れて噛めない。診断名:下顎総義歯が不安定。年齢70歳。チタン製インプラント4本植立後、磁石によく引っ付く金属を頭に装着し、入れ歯に磁石をセット。治療期間3カ月。治療により入れ歯がピタッとまりました。リスクとしては入れ歯が合わなくなってきたら、入れ歯の裏を新しい樹脂に置き換えるのですが、その時に磁石を一時的に外さなければならないことです。この方は他界されましたが、最後までこの入れ歯をお使いになられました。

下あごに数多くのインプラントを埋め込んだ症例

 

 

下あご左右の奥歯がたくさん抜けてしまっていて入れ歯を使っておられました。



 

 

レントゲンをトレースして、左右に12本のインプラントを埋め込むことを計画しました。



 

 

この症例では本数が多かったので、手術は2回に分けて行いました。

 術後のレントゲン写真です。ほぼ予定通りの位置までインプラントを埋め込むことができました。


主訴:下の奥歯で咬みたい。入れ歯は入れたくない。診断名:下顎両側欠損。年齢67歳。チタン製インプラント12本植立。治療期間3カ月。治療費。当時はCTもまだない時代でしたので、下あごの太い神経や血管を傷付けないよう十分注意して行いました。今はすべてのインプラント症例にCT撮影とガイドを作成して手術を行っております。

名誉院長、岩本昭にもインプラントを埋入しました。

 

 

父昭は若い頃に右下の第1大臼歯が抜けてしまいました。

しかし歯科医である祖父の正太郎は、他の患者様を診るのが忙しくて父昭の歯のことをかまっていられませんでした。


 

 

そのためにその後ろの歯がかなり前に傾いてしまっています。

ここにブリッジが長期間はいっていました。



 

 

2002年3月、昭が75歳の時にインプラントを埋入しました。

2020年2月14日、93歳で亡くなるまで18年間、しっかりと噛むことができました。


主訴:下の奥歯で咬みたい。入れ歯やブリッジは入れたくない。診断名:下顎右側単独欠損。年齢75歳。チタン製インプラント1本植立。治療期間3カ月。人によってはインプラントが引っ付きにくい骨の方もいらっしゃいます。

院長の叔父にもインプラントを埋入しました

 

 

隣の医療法人岩本診療所の会長、前社団法人東成区医師会会長(1998年~2006年の8年間)岩本洋三先生です。

岩本洋三先生は名誉院長昭の弟にあたります。2005年8月2日 73歳の時にインプラントを埋め込みました。

2017年9月16日に他界するまで、インプラントは12年間機能していました。


 

 

左下の奥歯が抜けていたところにブリッジが入っていました。長期間ブッリッジが入っていたので手前の歯に負担がかかり、はずれてきました。



         当時は天然歯よりも長いインプラントを埋入したので長期的にもつと考えました。


主訴:下の奥歯で咬みたい。入れ歯やブリッジは入れたくない。診断名:下顎右側単独欠損。年齢73歳。チタン製インプラント1本植立。治療期間3カ月。当時はインプラントと骨がどのくらい引っ付くか、また耐久性の心配もあり、長めのインプラントを植立していましたが、現在ではあまり長くなインプラントで十分とわかってきました。

左下の接着性ブリッジがはずれてきたのをきっかけに、インプラントで修復した症例


イングランド出身の35歳の患者様です。2001年2月の写真です。

左下奥歯の接着性のブリッジがはずれて来院されました。


 

より安定したブリッジを入れるには、抜けた歯の両隣の歯を、さらに削ってかぶせにしなければなりませんでした。

そこで、両隣の歯をこれ以上削らないようにするためと、噛む力を少しでもあごに伝えるために、インプラントを埋め込みました。



埋め込んだインプラントにセラミックのかぶせを装着しました。両隣の歯にはセラミックインレーを装着しました。(2001年7月)



 

 

2007年7月、インプラントを埋め込み、かぶせを装着してから、6年経過後のスマイルです。


 

 

治療前のレントゲン写真です。

はずれてきた接着性ブリッジを、載せた状態で撮影しました。



 

治療6年経過後のレントゲン写真です。


主訴:下の奥歯で咬みたい。入れ歯やブリッジは入れたくない。診断名:下顎左側単独欠損。年齢35歳。チタン製インプラント1本植立。治療期間3カ月。かぶせが緩んでいないかどうかのチェックも必要なので、メインテナンスが重要です。

上の両奥歯が抜けているが骨が少ないので、太くて短いインプラントを埋め込んだ症例

 

 

私の友人でアイルランド出身のMattです。フットサルも一緒にしております。英語も教えてもらっています。

2006年8月、40歳の時にインプラント手術をしました。

これは手術一週間前に撮った写真なので、彼は少し不安そうでした。



 

 

インプラント治療が終わって安心したときの写真です。

2007年3月一緒にフットサルをした時に撮りました。

Good Smileを得ることが出来ました。


 

 

右の奥歯は1本が完全に抜けていて、もう一本は3本の根のうち残せたのは1本だけでした。

左の奥歯は1本抜けていました。



 

 

 

ここに4本のチタン製インプラントを埋め込みました。


 

 

この症例では芯を立てるまで3カ月待ちました。



 

 

かぶせが入りました。


 

上顎洞という自然の穴までの骨の距離が少ない症例です。

サイナスリフトやソケットリフトというテクニックは使わずに、太くて短いインプラントを複数本埋め込む事によって対応しました。



 

 

予定通りの位置までインプラントを埋め込んだ術後のレントゲン写真です。


主訴:上の奥歯で咬みたい。入れ歯は入れたくない。診断名:上顎両側欠損。年齢40歳。チタン製インプラント4本植立。治療期間5カ月。短いインプラントなので将来骨が吸収したときに、どれだけ噛む力に耐えてくれるかというリスクはあります。定期検診にきちっと来られる真面目な方なので、現在もしっかりと噛めています。

 

 

2009年1月萩原芳幸先生の講義を受講しました。先生は患者様向けの本も出版されています。

この本は患者様向けに書かれた本で、わかりやすい言葉でインプラントについてのあらゆる質問に答えてくれます。  

待合室に置いてますので、いつでもご覧ください。


インプラント手術を受けられる方へ

痛みについて

麻酔は原則的に、局所麻酔にて行います。

麻酔が覚めるときに、少々痛む場合があります。その時には、頓服を服用して下さい。

腫れについて

手術後の2~3日は少々腫れる場合があります。また、部分的に充血して”ほっぺ”が青くなることもあります。これは4~6日程度で治まり元に戻ります。

しびれが、残る場合があります。

下あごにインプラントを行う場合、しびれが残る場合があります。大抵の場合、日が経てば治っていくのですが、期間がかなり必要な場合もあります。このような事が起こらないようレントゲンなどの資料を多く採らせて頂き、最善の努力を致します。

インプラントのやり直しが起こる場合があります。

折角インプラントを植えても、その場所の骨の状態によってはインプラントが抜ける場合や、やり直しが必要な場合があります。大抵の場合、やり直しは比較的に簡単な処置で済みます。

手術当日のご注意

手術当日はなるべく車の運転をお控え下さい。

手術後2~3日の食事は、柔らかい物にして下さい。

手術後は、局所を冷やして下さい。

お薬の飲み忘れに、ご注意下さい。

定期検査について

インプラント治療の結果を良い方向へ持っていくため、また長持ちをさせるため定期検査がぜひ必要です。

お知りになりたい事があれば、どのような事でもいつでも、遠慮なさらずお聞き下さい。

       

私は、インプラントに関する治療説明を十分理解いたしました。

 

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